2024.05.12
20代の住宅意識
もくじ ・現在の住まいに満足していますか? ・持ち家を選ぶメリット!賃貸を選ぶメリット! ・20代でお家を持つメリット! ・20代でお家を持つデメリットと注意点 |
ほとんどの人にとって、家は人生で最も大きな買い物です^_^
ゆえに、そろそろお家が欲しいかも…と思っても、最近の急激な円安もあり、「このタイミングで住宅を購入することが賢い選択なのか」「今の自分たちの状況で家を買って大丈夫かな?」など、家の購入そのものを不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。
また、20代のうちは、上の世代と比べてまだ年収が低い傾向にあったり、ライフプランにおいても不確定な部分が多く、今後の暮らし方について漠然とした不安を抱かれている方も少なくないと思います。
今回の記事では、他の20代の人たちが、どのような住宅意識をもっているのか、20代でお家を持つメリット・デメリットについて探っていきたいと思います。
1.20代の住宅意識
▮現在の住まいに満足していますか?
出典:ベンチャーサポート不動産株式会社「『20代の住まい』に対する意識調査」
上の図は、ある「20代の住まい」に対する意識調査の、現在の住まいについての満足度のアンケートの結果です。
▼既婚者の場合
賃貸住宅に住んでいる人の66.5%、持ち家に住んでいる人の93.7%、実家に住んでいる人の60.0%が「満足している」と回答しています。
➡持ち家に住んでいる人の満足度が突出して高いことが分かりますね。
▼未婚者の場合
賃貸住宅に住んでいる人の71.0%、持ち家に住んでいる人の79.0%、実家に住んでいる人の78.6%が「満足している」と回答しています。
➡持ち家と実家の満足度が高い結果となっています。
💡Point
既婚者・未婚者ともに持ち家の人の満足度が高く、特に既婚者は9割以上の人が住まいに対して「満足」と回答しているのがわかります。
それでは、持ち家を選ぶ人と賃貸住宅を選ぶ人はそれぞれ、どのようなことをメリットだと感じているのでしょう。
「20代の住まい」に対する意識調査の、持ち家を選ぶメリット!賃貸を選ぶメリット!についてのアンケートの結果が下の図となります。
▮持ち家を選ぶメリット!賃貸を選ぶメリット!
出典:ベンチャーサポート不動産株式会社「『20代の住まい』に対する意識調査」
▼持ち家を選ぶメリット
持ち家を選ぶメリットとしては「安定した住まい」が最多で62.3%、次いで「自由なカスタマイズ」が32.5%、「プライバシーの確保」が31.9%という結果になっています。
以下「所有権の取得」「将来の資産価値の増加」「住宅ローン控除などの減税制度による税金面の優遇」と続いています。
➡持ち家という資産を得ることで、安定した暮らしができると感じている人が多いことが分かりますね。
▼賃貸を選ぶメリット
一方、賃貸住宅を選ぶメリットは「生活拠点の移動の柔軟性」が最多で49.9%、「メンテナンス費用の負担軽減」が37.1%、「初期費用の軽減」が34.0%となっています。
➡約半数の人が、ライフスタイルや収入の変化に合わせて気軽に住み替えがしやすいことに魅力を感じています。
💡Point
持ち家がある安心感や快適に暮らせる家づくりがしやすい環境は、何にも代えがたいものがある!と考える方が多くいらっしゃることが分かる結果となっていますね。
2.20代でお家を持つメリット・デメリット
国土交通省の2021年度「住宅市場動向調査」によれば、初めて住宅を購入した人(一次取得者)の平均年齢は、新築と中古、一戸建て、マンションを問わず30代後半から40代前半とされています。
20代での住宅購入は、平均と比べるともしかしたら早いタイミングだといえるかもしれません。
しかしながら、住宅購入においては、若い世代だからこその強みがあると私たちは考えています!
▮20代でお家を持つメリット!
20代でのマイホーム購入には、経済的な側面におけるさまざまなメリットがあります。
ここでは、3つのポイントから具体的に解説します。
①住宅ローンの返済期間を長くとれる
住宅ローンの審査では、借入時の年齢だけでなく、完済時の年齢も重視されます。
一般的な住宅ローンは返済最長期間が35年とされているものの、借入時に一定以上の年齢である場合は、完済時年齢の観点から十分な期間を確保できないこともあります。
➡ 20代であれば、返済計画を最長の35年間で考えても特に問題ありません。
同じ毎月返済額を設定するのであれば、当然ながら返済期間を長くとった方が借入額の枠は広がるので、資金計画にゆとりが生まれやすくなります。
➁老後の資産形成にゆとりができる
20代でマイホームを取得すれば、基本的には定年を迎える前に住宅ローンを完済できる計算となります。
➡ そのため、退職金のほとんどを老後の生活費に充てられるなど、定年後の資産形成に余裕が生まれるのも大きなメリットといえるでしょう。
③家賃負担分を省略できる
より上の年齢で住宅を買う場合と比べて、20代であればトータルで支払う家賃コストも抑えられます。
➡住居の購入後にも維持費などのコストはかかりますが、家賃と比べれば一般的に安く収まるため、金銭面ではメリットの方が大きいといえるでしょう。
▮20代でお家を持つデメリットと注意点
20代では、収入やライフプランの面から、上の世代とは違ったデメリットを感じるケースもあります。
ここでは、2つの観点から見ていきましょう。
①物件の選択肢が狭まりやすい
20代では、上の世代と比べて年収が低い傾向にあります。住宅ローンの借入額は、現在の年収を基に計算するため、年収が低い状態ではどうしても借入可能額が少なくなりやすいです。
➡20代は上の世代と比べて頭金の貯蓄が進んでいないケースも多いため、十分な住宅資金を用意できず、物件の選択肢が狭まってしまう可能性もあります。
でも、ちょっと待って 📢
借入額が十分でないときの対処法があります!!
前述のように、20代ではまだ年収が低く、1人では十分な金額を借りられない場合もあります。
その場合には以下の方法もあります。
方法1/ ペアローン
結婚していて夫婦共働きであれば、夫婦それぞれが住宅ローンを組み、2本のローンで1軒の住宅を購入する「ペアローン」を利用できます。
2人分の収入で借入額を計算できるため、予算の枠を広げることができます。
方法2/ 収入合算
夫婦の収入を足し合わせて1本のローンを組む「収入合算」という方法もあります。
※ペアローンや収入合算は、原則として結婚している夫婦しか利用できませんが、金融機関によっては婚約済みや内縁関係でも認められるケースがあります。
それぞれ仕組みやメリットが異なりますので、利用を考えていらっしゃる場合は、お気軽にSTAFFまでお尋ねくださいね。
➁ライフプランの不確定要素が大きい
人にもよりますが、20代はまだライフプランにおいて不確定な部分が多いのも特徴です。
➡転職や転勤といった居住エリアの変化につながるイベント、結婚・出産といった住環境の変化につながるイベントを考えると、最適な住まい選びが難しい面もあるでしょう。
そんなときは 📢
ライフプラン変化のリスクを考慮しておくことが大事になってきます!
20代でのライフプランは、変化する可能性が高いため、ある程度の柔軟性を持たせておく必要があります。
さまざまなライフイベントのなかで、住宅に大きな影響を与えると想定できるポイントは2つあります。
ポイント1/ 世帯構成
家族の人数によって、必要な広さや間取りが異なるため、現在独身の場合は、これから結婚や出産によって世帯構成が変わることも想定しておく必要があります。
・間取り
「間取りに可変性を持たせる」などの工夫が必要となります
・立地
子育てのしやすさを考えれば、適した立地や設備なども変わってきます
「初めから子育て環境に適した立地を狙う」など、ある程度長期的な視点で考えることが大切です
・住宅ローン計画
将来的に養育費がかかることを想定して、ゆとりを持たせる必要があります
ポイント2/ 転勤の可能性
転勤の可能性がある職場に勤めている場合は、あらかじめ単身赴任をするのか、家族みんなで引越しをするのかを話し合っておく必要があります。
転勤先のエリアや滞在年数などによっても状況は異なるため、想定される状況をいくつかイメージして、持ち家の取扱いを考えておくといいでしょう。
万が一に備えた「売りやすい」住宅選びも大切!?
不確定要素が多い20代では、ライフスタイルの変化に備えて、住み替えを見据えた住宅を選ぶという選択肢もあります。
そうした場合には、あらかじめ「売りやすい」「貸しやすい」住宅選びを意識することも大切です。
具体的なポイントとしては、以下のような要素が挙げられます。
・あまり個性的ではない一般的な間取り
・人気の高いエリア
・教育施設や公園が近く、子育てしやすい立地
・交通アクセスに優れる、駅から近い(徒歩10分以内)
・メンテナンスが行き届いている
持ち家を選ぶメリット!賃貸を選ぶメリット!のところで、賃貸を選んだ方の結果からも分かるとおり、住環境を柔軟に変えられるという点から、持ち家ではなく賃貸物件でもう少し様子を見たいと考える人も少なくありません。
ですが、それぞれの事情にしっかりと目を向けたうえで、持ち家を選ぶメリット!の方が勝った場合には、できるだけ長期的な視点で物件を見極めていくことが大切となってきます。
3.まとめ
現在の住まいについての満足度のアンケートの結果で既婚者・未婚者ともに持ち家の人の満足度がとても高かったのは、やはり持ち家で暮らすことのメリットを多くの人が感じているからだと思います。
メリットとして挙げられていた、安定した住まいを得られる、自由にカスタマイズできる、プライバシーが確保できる、所有権の取得、将来の資産価値の増加、住宅ローン減税などの節税制度による税金面の優遇が受けられるなど、私自身も賃貸から持ち家に住み替えた時に実際にその多くをメリットとして感じました。
私は30代前半で持ち家に住み替えたのですが、今、思うのはもっと早くに持ち家を考えれば良かったということ。
なぜなら我が家の場合、長期にわたる住宅ローンが定年前に終わることはありません。。
20代でのマイホーム購入には
・住宅ローン返済期間を長くとれ、資金計画にゆとりが生まれやすくなる
・住宅ローンが定年を迎える前に完済でき、老後の資産形成に余裕が生まれる
・トータルで支払う家賃コストが抑えられる
など経済的な側面におけるさまざまなメリットがありました!!
他にも、お子さんがいらっしゃる場合には、いずれは自立され住み慣れたお家から巣立っていくことでしょう。
持ち家のメリットを最大限に生かした子育てができるという点においても、マイホーム購入の検討は早ければ早いに越したことがないと私は思います。
弊社では、営業STAFFがみなさんの気持ちやそれぞれの事情に寄り添い、何度も相談を重ねながら丁寧に若い方のお家づくりをサポートしてまいります!
わからないことがあれば、何でもお気軽に聞いてくださいね!
私たちと一緒にお家づくりを楽しみ、より幸せな暮らしを実現していきましょう(^O^)/
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気になる次回は、お家の「節電対策」についてです!
どうぞお楽しみに!